ビ

 以前に比べて流行のサイクルが早くなった今は、新しいものを買うときに「来シーズンも使えるかしら?」と迷うこともしばしばです。適度に流行は押さえたい。でも、ワンシーズンしか使えないものにはお金をかけたくない……。ワードローブの買いそろえ方にも工夫が必要になっています。

 

 30代からは“流行りモノは安く、ベーシックなものはちょっと奮発して”をオススメします。流行モノは一種の冒険ですから、“ワンシーズンで元が取れる”くらいの金額を目安にするのが賢い買い方でしょう。最近は、高級ブランドの“売れ筋”に似たものがすぐに安く出回るようになりました。安いだけあって生地や縫製が全体的に見劣りしますが、流行を楽しむなら安いものでも十分です。旬の短いものにお金をかけても、来シーズンはタンスの肥やしになる可能性が大ですよ。 

こころの♪

流行りモノを安く押さえる分、ベーシックなものは少し奮発しましょう。若いうちは全身“安カワイイ”でも許されますが、ある程度の年齢になれば品がなく見えてしまいます。安く買った流行りモノでもベーシックアイテムがそれなりだと、格が上がって見えるのがファッションの面白いところ。着まわしのきくシャツやニット、ラインのきれいなパンツやスカートは、シンプルでも上等な生地を使った仕立てのよいものをそろえておきたいものです。

 

 今年の春夏は「パフスリーブ」が流行りそうなのだとか。ギャザーやシャーリングで肩や袖口をふくらませたデザインは、春らしいフェミニンな装いにぴったりです。また、トレンドキーワードは近未来をイメージした「フューチャリズム」。シャイニー感のある色や素材に注目が集まりそうです。ただ、どちらもインパクトの強さからいうと今シーズン限りかもしれません。“ワンシーズンで元が取れる”ものを上手に探して流行を楽しんでくださいね。

 

 

奥さまの
お財布救援隊!